ぽろっと書いた台本を公開しております。
安定の根暗ですので、どうぞお気をつけ下さい。
特に、愛されたいならまず愛する事から始めるべき、といったものを
信条とされている方には相当不快な話かと存じますので、
どうぞご注意ください。
むかしむかし、この国におそろしいまおうがせめてきました。 まおうは、生きとし生けるものすべてをほろぼそうとしていました。 王さまは、すぐにゆうしゃさまに まおうを打ちたおすようにとめいれいしました。 ゆうしゃさまはとてもつよかったので、 めいれいどおり、すぐにまおうをたおしました。 すばらしいゆうしゃさまは、まおうをたおしてすぐ、 王さまにことのしだいをほうこくして、すがたをけしてしまいました。 王さまは、ゆうしゃさまをたたえて、ひろばにどうぞうを作りました。 今でも、どうぞうがたった日は、 へいわをよろこぶおまつりがおこなわれています。 ここまでが、みんな知ってるむかしばなし。 |
君も救われない、僕も救われない。
怯えながら生きていくしかないんだ。 |
勇者
流浪の旅をしていた所、
国王に強さを認められ、王宮の傍に食客として住まうことになる。
へらへらふらふらした掴み所の無い性格。
(信用できない信用できないと嘆きながら、諦めて信用して生きていくしかないんだよ)
魔王
先代の魔王が急逝したため、若くして魔王の座に就いた。
魔力は歴代どの魔王より強いが、自覚は無く、劣等感が強い。
(信用できない信用できないと嘆きながら、それでも、信じていたかった大馬鹿者だよ)
側近
名前はアーダルベルト。
先王の時代から魔王に仕えている穏やかな性格の魔族。
(信用しています。その手で死ぬなら、それも良い)
従者
名前はキャロル。城仕えの僧侶で、勇者の世話をしている。
(信用する事しか、知らないのです。きっと)